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古墳豆知識じゃ_こうもり塚古墳
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こうもり塚古墳

住所:岡山県総社市上林

築造時期

6世紀後半

大きさ

墳長約100m 石室全長約19.4m

形状

前方後円墳

副葬品

単鳳環頭大刀柄頭、鉄鏃、土師器、須恵器、耳環、水晶の玉

特徴

石棺の蓋が屋根形をした家形石棺は、主に近畿地方の石材を加工して作られ、大王墓や有力豪族の墓に使用された。しかし、こうもり塚古墳の家形石棺は、県内産の浪形石を用いた吉備独自のもので、県内で5例しか発見されていない。
こうもり塚古墳の築造同時期では、中四国、九州地域で最大級であり、しかもやや長めの前方部に小高い後円部をもつ墳丘は、天皇陵との説がある五条野(見瀬)丸山古墳と類似している。また、巨大な横穴式石室は6世紀後半において五条野丸山古墳に次ぐ規模である。
さらに、横穴式石室から出土した環頭大刀や馬具は、近畿地方との関りでもたらされた可能性も指摘できる。 一方でこの地域の特徴をもつ横穴式石室や、県内産の石材を加工した家形石棺からは、この古墳の独自性がうかがえる。
こうもり塚古墳に葬られた人物は、この地域の有力者で、大和政権と強く結びついていた西日本屈指の豪族であると考えられる。
引用:岡山県古代吉備文化財センター発行資料